・雪の精霊シルバー×死神デュースの人外パロです。
・年齢操作・逆転要素アリ。
・なんでも許せる人向け。
・濡れ場短いですがR18です。高校卒業以下または18歳以下の方の閲覧はお控えください。
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チキンとアイスケーキをつまみに、シャンメリーの他、いくつかのワインや缶チューハイも開けてしまったデュースは、ほろ酔いでいい気分になっているようだ。とろんとした目で、酒の缶を片手に俺のことを見つめている。
「なー、シルバー。クリスマスの夜って、なんて言うか知ってるか?」
「聖夜、じゃないのか? 聖なる夜だろう」
「ん、正解。でもな、人間界ではそれをもじって、『性なる夜』なんて呼んだりするらしいぜ?」
「そ、そうなのか?」
「ん。なんでか分かるか?」
「それは、ええと……」
デュースの質問の意図が分からず、考えこんでいると、デュースは言った。
「せーかいは、『一年の中で、恋人たちが一番結ばれる夜だから』」
「そうなのか……。確かに、人間界ではとてもロマンチックなものとしてクリスマスは扱われていたようだな」
テレビ番組や雑誌でも、クリスマスのデートスポット特集というものを散々見た覚えがある。
「で、なんで僕がこんな話してるのかっていうと……」
「ああ」
デュースは、缶をテーブルに置いて俺ににじりよってくる。
「僕も正直、クリスマスのそんな恋人たちに当てられちまって、毎年身体が火照って大変なんだよな……」
でも、今年はシルバーがいるし。分かるだろ? と言って、デュースはつうと俺の胸元をなぞる。……え、ええと。つまり、こういうことか。死神だけでなく、冬の神であるデュースは、『性なる夜』とも揶揄されるほど、恋人たちが結ばれる夜の雰囲気に当てられて、それで、俺に睦みごとを求めている、と。
「な、シルバー。……しよ?」
耳元でデュースがささやく。それだけで気分の高揚に、ドキドキと胸が高鳴って、はちきれてしまいそうだ。
「お、俺で良ければ……喜んで」
しどろもどろになりながらデュースに応えると、デュースはやったと笑って早速キスをねだってきた。
デュースの唇にくちづけると、ふわりとアルコールの香りが漂った。俺はあまり好きではないので飲みはしないが、デュースはよく酒を飲むようだ。飲食の必要はないはずだが、好んで飲んでいるということは、嗜好品、ということだろうか。
「好き、シルバー。……ん、好き……」
何度もくちづける間に、デュースは好きだと繰り返してくれる。
「俺も、好きだ……、デュース」
「……ん、は……」
だんだんとくちづけに夢中になってきたところで、デュースを床に倒した。
「……ベッドへ移動した方がいいか?」
「いいよ。このまま……しようぜ」
待ってられないし、とデュースが言って、身体を起こしながらまた俺にくちづけてきた。俺はそんなデュースを再び床に倒すようにしてくちづけに応える。デュースが誘い込むように口を開けたのが分かったので、そろりと舌を入れた。
ちゅくちゅく、ぴちゃぴちゃと、互いの舌を舐め合い、絡め合う音だけが部屋に響く。隣人へと音が漏れ出さないようデュースが結界を張っているから、今や何も遠慮することはない。
「……デュース」
遠慮がちにデュースの身体へ触れると、デュースは俺の手をぐいと引っ張って、服の下へと滑り込ませた。……積極的だな……。
「はやく。いっぱい、触って」
「……ん」
開いた手でデュースの髪を撫で、前髪にキスをして、身体を撫でていく。その度デュースは嬉しそうにん、と声をあげた。
頬にキスをして、また唇にキスをする。指先で頬を撫でていると、デュースは俺にねだった。
「シルバー……、もっと。もっと……いっぱい、撫でて、触って。キスしようぜ……なあ」
「……ああ」
デュースの誘惑に、俺は誘われるがままにすべてを与えることになった。
本当に今日のデュースの身体は火照りに満ちているようで、どこへ触れても、触れる度に敏感な反応を返した。それがなんだか俺の気持ちを逸らせて、あっという間に、デュースと繋がる準備は整ってしまった。
それから。
「んっ……、は、あ……っ、んん……っ」
「デュース……っ、だいじょうぶ、か?」
「ん……」
デュースの求めるままに愛撫を続け、求められるままその中へと自身を滑り込ませる。
「しる、ばー。シルバー」
「ああ、なんだ? なんでも言ってくれ」
ほほ笑んで見つめていると、デュースは俺の髪をくしゃくしゃと崩すように撫でた。
「へへ、可愛い。恰好いい、好き、シルバー。好き」
「……君も、可愛い。好きだ、デュース」
「ん」
何度も、デュースにキスをする。今宵のデュースは、饒舌だ。デュースも、俺と同じで、互いが初めての体験だと言っていたが、身体を重ねる回数が増えていくうちに慣れが出てきたのか、最近ではこうして睦み合いの最中に俺を可愛がる余裕が出てくるようになった。
「いっぱい、長く、繋がってたい。……もっとゆっくり、揺らして、シルバー」
「辛くないか?」
「ん、へーき。……な、はやく……」
ねだられた通りに、ゆっくりとデュースを揺すっていく。
「ん、んん……、は、あ、気持ちい……。しるば、つめたくて、ぬるってして、気持ちい……っ」
「そうか……良かった」
心地良さそうなデュースの様子を逐一観察しながら、ゆるゆると律動を繰り返していく。そのうちにだんだんとデュースは高まってきてしまったようで、感じ入った様子を見せてくれた。
「あ、あ、ああ……っ、ぼく、だめ、やだ、まだシルバーとしてたいのに……っ」
「ふっ……。達しそうなら、無理はしなくていい、デュース。俺なら、何回でも付き合うから」
「ん……っ」
デュースの唇にキスをすると、デュースの身体は、じんわりとしたものに包まれたようだった。俺の腰を囲む足が、びくりと大きく痙攣し、俺の背中を掴む手が、肌に爪を食い込ませた。
「や、しるば……っ、あ、ああ……っ!」
「……こう、か、デュース……っ?」
「あ、やあ、今そんな……っ、ああ……っ!!」
高揚しているデュースの奥を、多少なり激しく突く。俺の動きにデュースはますます気分と身体を高揚させてくれたようで、嬉しくなる。
「だめ、しるばー、だめ……」
ふるふると首を振って嫌がるデュースにかまわず、俺は攻め続ける。それが、デュースを最も気持ちいい場所へと連れて行ける方法だと、もう知っているから。
「デュース……可愛い、好きだ、デュース」
「や、やぁああああっ……!」
とうとうデュースの気分が高まりきってしまったのを確かめて、それでも俺は動き続ける。どんどん乱れていくデュースの姿に、俺の鼓動と気持ちの熱も高まっていくのを感じる。
「や、やーぁ、恥ずかし、やだ、しるば、に、こんなの、見られたら、ぁ……っ」
「俺は、嬉しい。デュース……もっと、見せてくれ、俺の知らない君を……っ」
「ぁっ、ゃ、やぁっ、しるば、きもちいっ、きもちぃ……っ」
またびくびくとデュースの足が震えて、俺の背中をぎゅっと握った。はあ、はあと荒い息をこぼすデュースに、大丈夫かと声をかけた。
「ん……シルバー……」
デュースの手が、俺の背中を改めてぎゅっと握り直す。
「……好きだ……デュース」
「僕も、好き……好き、シルバー……」
デュースの持つ冬の温度が、全身で俺のことを包み込んでいた。
「シルバー、もう寝ちゃったか?」
「……起きているぞ。どうした?」
事を終えたあと、ベッドで二人で横になっている。デュースの身体を抱き寄せるようにして黙っていたから、眠ったものと思われてしまったようだ。
「ん、今日もすごい気持ち良かったから……ありがとな、って」
「そんなの……こちらこそ、ありがとう。いつも負担をかけていて、すまないな」
「いいんだよ、僕が好きでやってるんだから……な、シルバー」
「ああ、なんだ?」
デュースの髪を優しく撫でながら、ベッドの上で見つめ合う。なんだか特別な気分だ。これが恋人と過ごすクリスマスの夜の魔法、ということなのか。なるほどこんな気持ちになれるのなら、恋人たちが結ばれたがる夜であるのも納得できるというものだ。
「僕、生きてた頃から、ずっと、恋人作って過ごすクリスマスって、どんなだろうな、って思ってたんだ。嬉しいのか、楽しいのか、それとも案外味気ないのか……ってさ」
「……実際、どうだったんだ?」
「へへ。言わなくても、分かるだろ? ……すごく嬉しい。幸せだよ、シルバー」
「ふっ。そうか。俺も、同じ気持ちだ」
「死神になってから、半ば諦めてたことだったから、今、すげえ嬉しいよ」
「……そうか」
デュースの手が、俺の手に重なる。二人の間に、手と手を握り合って、ただ見つめ合うだけの穏やかな時間が流れている。
「クリスマスって、幸せだな」
「そうだな」
「今まで生きてきて、他にもいっぱい、幸せな冬の日はあったけど……今年は、今日が一番幸せな冬の日かもしんない」
「そうか。……なら、来年も同じように言ってもらえるよう、頑張りたいところだな」
「頑張んなくても、シルバーが一緒にいてくれたら、それだけで十分、幸せだよ。な、シルバー」
「そうか。ふっ、そうだな。俺も、君がいてくれたら、きっと幸せだ」
くすくすと笑い合いながら、デュースとただ抱きしめ合って、長い冬の夜の時間を過ごしていく。デュースと魂を共有してから、眠る時間が少なくなったことが、このような結果をもたらしてくれるのは、俺にとってとても喜ばしいことだ。
「眠くなったら、遠慮せず寝ていいからな?」
「何故だろう。今は眠くないんだ。……君とこうしていることで、胸が高鳴っているからだろうか」
「へへ。じゃあ、もっとたくさん、話しよう、シルバー」
「ああ。今夜はいくらでも付き合おう」
舞い散る雪のように、降り積もる話を何度もして過ごした聖なる星が輝く夜。
初めての恋人と過ごすクリスマスは、俺にとって……いや、二人にとって、忘れがたい思い出となった。
*おしまい
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