瞬く星が、ちらり、ちらりと夜空に光り出すように。俺の想いは、灯っていた。
デュース・スペードという新入生を意識し始めたのは、星送りの祭りが始まりだった。
入学してすぐ、彼が任されたのは、星送りという祭りの根幹を担うスターゲイザーという役目。そのスターゲイザーの仕事の一環で、彼は俺の願いを聞きに来た。そのときにした、少しの会話。それだけで……彼は、俺の関心をひとつかみにしていった。
……いや、違うな。認めよう。一目惚れ、だったんだ。俺は……ディアソムニア寮の、俺の部屋のドアを開けたとき。
スターゲイザーの衣装を纏った彼を見て、とても、綺麗だと……息を、吞んだんだ。
俺は、故郷をあまり出たことがなく、外の世界の人たちと交流するようになったのは、学園に入学してからがほとんどだ。
だから、驚いたんだと思っていた。こんなにも綺麗な人間が、この世界にはいるのか、と。
……だけど。俺はその矛盾に、気づいていた。外見が美しい人なら、この学園にはその筆頭と言えるヴィル先輩だっているし、俺だってその存在を知っていた。なのに。俺にとってデュースが他の人よりもひときわ輝いて見えたのは、何故なのか、と。
俺は、その想いを自覚したとき、少し恥ずかしくなった。俺は、恋をするのなら、静かに、誰にも知られずに、少しずつ想いを募らせると思っていたんだ。それが……出会ったら、一目で恋に落ちてしまう、なんて。
そんなきっかけだから、これは俺の一時の気の迷いじゃないかと、考えたこともあった。あの衣装がとても綺麗だから、そんな風に思っただけで、デュース自身への興味はどれほどなのか、と。
だけど。俺と話したデュースは、笑うんだ。俺に向かって、笑いかけるんだ。爽やかで、人好きのする笑顔で。照れくさそうに、嬉しそうに、楽しそうに、笑うんだ。俺の言葉で、一喜一憂して。
俺は、そんなデュースの姿に、日々、想いが募っていくのを感じていた。
宵口の夜空に、初めの星が光って、次々と矢継ぎ早の星々が瞬き顔を出すかのように。
最初の想いがひとつ灯ってしまったら、俺の心を、デュースという星座が埋め尽くすのは、止められない時間の流れだった。
そんな気持ちを誰に言うこともなく抱えながら過ごしていた、ある日のことだ。
「シルバー先輩、見てください! こないだの小テスト、いい点取れたんです!」
勉強めちゃくちゃ頑張ったんですよ、ローズハート寮長が教えてくれて、まあ厳しかったんですけど、その分頑張った甲斐がありました! そんな風に自分にとって嬉しかった出来事をわざわざ俺に報告してくれるデュースの姿が、嬉しくなる。俺に、懐いてくれているのだろうと思って。
だから、頭をぽんぽんと撫でた。よく頑張ったな、良かったな、という気持ちを込めて。
デュースにとっては、何気ない出来事だろうが……。俺は少しだけ、緊張しながら、そのさらりと流れる髪に手を伸ばした。
そんな風に思っていたのに。デュースは、俺の手がその髪に触れた瞬間、かっと顔を赤くした。
「あ、ありがとう、ございます、シルバー先輩……っ」
明らかにぎくしゃくとした態度を取りながら、デュースはその場を立ち去る。ひとり残された俺は、もしかして、という期待に、高鳴る鼓動と、にやつきそうになる口元を抑えた。
――あれからずっと、デュースのことを考えている。俺に触れられただけで、あんなに顔を真っ赤にしてくれたのは、やはり……俺と同じ気持ちを持ち合わせてくれているのだろうか? それとも、……シャイな奴だ。ただ、子どものように撫でられるのが恥ずかしかっただけ、なのだろうか。
どちらなのかは、わからない。だけど俺の思考は、気を抜けば自分にとって都合の良い方に考えてしまいそうになる。
(デュースの本当の気持ちも分からないのに……いけないだろう、こんなことを考えてしまっては)
頭では分かっている。理性では理解している。それでも、もしかするとこれから、とデュースとの未来を思い描くことを、俺は止めることができなかった。
次にデュースに会ったのは、昼休みの運動場だ。
後ろからデュースに声をかけると、驚いたように飛び退いた。その様子が元気な子うさぎのようだなと思い、くすりと笑みをこぼした。
「あ、笑った……」
「ん? ああ、そうだな」
「な、なんか変なとこありましたか、僕っ」
「いや……元気で可愛らしいな、と思っただけだ。他意はない」
そこまで口にすると、デュースはまた、かっと顔を赤くした。俺はその顔を見て、ああ、やはりと、期待が確信に近づいていくのを感じた。
「……なあ、デュース。聞きたいことがあるのだが――」
そのときのことだった。遠くから、ボールが飛んできた。咄嗟にデュースを庇い、ボールをキャッチする。
運動場の片隅で、キャッチボールをして遊んでいた奴らがいたようで、それが逸れて飛んできたらしい。
「まわりに人がいるんだ、気をつけろ」
ボールを取りに来た生徒にボールを返し、改めて腕の中に引き寄せたデュースを見やる。
「危ないところだったな、怪我はない、か……」
「……え、あ、はい……っ」
すると、やっぱりデュースの顔は熟れたリンゴのように真っ赤になっていて。
俺は。離してやるべきだったはずのデュースを、改めて腕の中に入れて、気づけばぎゅっと抱きしめていた。
「……」
「せ、んぱい?」
デュースの、舌足らずな声が俺を呼ぶ。だが、夢心地な俺は、まだ正気に戻ることができていなかった。
「……デュース」
デュースの顔を上向かせ、じっと目を見つめる。少し顔を近づけると、デュースの目が慌てたように丸くなり、そしてぎゅっと閉じられた。
「……ふっ」
可愛いな、と笑い声をこぼした。もう少しで唇が重なりそうだと思った、そのとき。
リンゴンと、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
鐘の音で正気に戻った俺は、何もすることもなく、デュースを開放した。
「ああ、……午後の授業が始まるな。行かなくては」
「はっ、え……」
ぱちくりと目を開けて瞬きをしているデュースの唇を、指先で撫でた。
「……残念だ。またの機会には、必ず」
「え、ぅ、ぇえ!?」
耳まで赤いまま、妙な声を上げるデュースに、それでは、またと踵を返す。
俺の心は、しっかりとした確信に、浮き足立っていた。
……アイツも、俺のことを、同じように想ってくれている、のだろう。
そこまでいかなくとも、少なくとも、ひとりの男として俺のことを意識はしてくれているのだろう――と。
しっかりと言葉で確かめたわけではないが、きっと互いに想いあっている。
俺たちは、そんな曖昧な関係で繋がっていた。
ある日のこと。俺は、教科書に挟まれた手紙に、小さく溜め息を吐いた。
……このようにして渡される手紙では、あまり良い結果を生んだことがない。
たとえば、果たし状。俺に戦いを挑みたいという挑戦状。これはまあ、いい。良い鍛錬にもなるし、勝てばいいだけだ。だが、次から次へと息つく間もなく挑まれてしまっては、その他の仕事が滞ってしまう。
去年は俺がものを知らず、言葉も足りなかったせいで、そのようなトラブルが多かったな……。今では、少しは落ち着いているが。
だが、それよりも困るのは。……恋文だ。
学園外の女子に配達を頼まれたものや、学園内の男子生徒。男女問わず、俺の元には恋文が届くことがあった。
去年の俺は、交際や恋愛というものをよく分かっておらず、断り方が下手だった。いくつもの文が届くうちに、だんだんとこなれてしまったが……。どちらにせよ、届いた時点で多少の面倒事を覚悟しなくてはならない。
さてこの手紙はどちらだろうかと封を切って確認する。そうすると、中身はやはり、想定の結果通り……恋文だった。
ほんの少しだけ、デュースからのものではないだろうかと期待があったのは否定しないが、そうではなかったようだ。
学園内での呼び出しということは、今回の恋文は男子生徒からのものだろう。差出人が誰であろうと、誠実に返事をしなくてはならないのは変わらない。……心が痛むが、少々覚悟をして、放課後の呼び出しに臨むこととした。
そうして、放課後。人目につかない学園裏の森に呼び出される。
動物たちと戯れて待っていると、やがて、人の気配が近づいてきた。
「来たか」
「はい……」
振り向けば、そこには幾度か話したことのある、他寮の男子生徒がいた。
「君は……」
「シルバーさんっ、貴方が俺のこと、ほとんど知らないのだって知ってます! 今までは、時々挨拶できるだけでも、十分でした。でも、だけど、もっと深い仲になりたいんです……っ、他の奴のものになる前に……っ!!」
だから、これから、お付き合いを前提に、お友達からってことでどうですか、と、……何度も。何度も頭の中で反芻してくれたのだろう言葉で、彼は俺に告げる。
俺は、言葉に詰まる。断らなくてはならない。俺には、想い人がいるのだから。が、俺には、彼の気持ちが分かった。分かってしまった。好きな人がいて、その人のことで頭がいっぱいになって、期待して、幸せで、思いが募って。勇気を出して。
そうして、告白する。それがどれほどの努力の元に行われることなのか、俺はもう、知っている。
それでも。痛む胸を抑えながら、言わなくてはならなかった。
「……すまない。君の気持ちには、応えられそうにない」
「どうして、ですか」
「他に、好きな人がいる」
すると、男子生徒は、俺につかみかかるような勢いで詰め寄る。
「それって、アイツですか!? こないだ運動場で抱きしめてた……っ」
「……見ていた、のか」
「そんなの、酷いです、俺だって……!」
なんと言えばいいのか、どう彼を宥めようか、迷っている隙に。俺は、彼に、唇を奪われた。驚いて目を見開いていると、ガサ、と近くで草むらの茂みを踏む音がした。
「誰だ!?」
そちらを見ると、そこに立っていたのは、話題の渦中にあったデュースその人で。
「……っ」
デュースはくるりと踵を返し、走り去る。俺はそちらを追いかけようとするが、目の前の彼のことも放っておけない。
だから。ぐっと手に力を込めて、目の前に立つ男子生徒を、身体から離して、言い聞かせた。
「本当に、すまない。君が俺を好いてくれたことは、ありがたく思う。だが、君が俺を好いてくれたように、俺も、俺にとって、そのように想う人があるんだ。……すぐに分かってくれとは言わないが、いつか飲み込んでもらえると、嬉しい」
脱力した男子生徒をその場に置いて、俺は、痛む胸を抑えながら、デュースの駆けていった方へと、走りだした。
――ああ。これだから、苦手なんだ。人に、特別な想いを寄せられるのは。
皆は俺を好いてくれるが、俺は一人しかいないから。俺は、その全員の想いに応えられるわけではなくて。選ばなくてはならなくなるから。皆が、大切なのに。誰が誰より好きで、誰を誰より大切にしたいか、そんな残酷なことを、選ばなくてはならなくなるから。
だから……恋文は、苦手なんだ。
「デュース!」
「シルバー、先輩……」
運動場の端で、デュースを見つける。デュースは気まずそうに、俺から目線を外した。
「すいません、僕、のぞき見するつもりじゃなくて……。邪魔、でしたよね」
「デュース。聞いてくれ。俺は、彼とは……なんでもない」
彼の告白を思い出して、ちくり、と胸が痛んだ。それでも、これは俺が選ばなくてはならない、言葉にしなくてはならないことだ。
「なんでもない、って……別に僕は、そんな……」
弁明なんかしなくていいですよ、そういう仲でもないんですし、とデュースは言う。
心が、刺されたような感覚がした。これは、俺の罪だ。デュースへの想いを持ちながら、急ぎ言葉にしなかった、俺の罪だ。
他の奴のところに行ってほしくないと思いながら、デュースとの関係に名前をつけなかった、俺の罪なのだ。
そう思うと、すぐにでも挽回したい気がした。俺の失態を。また逃げられてしまわないように、デュースの手首をぎゅっと握る。
「なら、そういう仲になってくれ」
「……へ?」
「俺は、お前に口出しをされたい。他の奴とくちづけたりするなと、誰かに告白なんてされるなと……時にふてくされるような関係に、なってほしい」
「せ、せんぱい、ちょっと落ち着いて……っ」
「これが落ち着いていられるか! 好きだ、デュース。俺は、お前のことが好きなんだ!」
言った。堂々と、言った。何故、今まで言葉にしなかったのか。俺は好意を態度に出すばかりで、デュースとの距離を一挙に縮めようとする努力はしてこなかった。そんなのは、誰に対しても誠実ではなかったのに。
「で、でも、さっきの人は……」
「それについては、今から説明をする。彼は、俺に想いを寄せていて、その……思い余って、ということだ。俺との合意の結果ではない」
「そう、だったんですか……」
デュースは目を伏せる。その表情は、わずかに赤く染まっている。俺は、遅れて心臓がドクリ、ドクリと音を立てるのを感じた。
……今、だったのか? 今、言うべきだったのか。もっといい告白があったんじゃないのか。
そもそも、すべては俺の勘違いではないのか? デュースは本当に、俺に気があるのか?
もし、断られたらどうするんだ。嫌だ。そんなこと考えたくはない。ああ、今、言うべきではなかったのではないか。
永遠のように感じる沈黙の中、そんな後悔に押しつぶされそうになっていると、デュースが、口を開いた。
「ぼ、僕……。シルバー先輩はひょっとして、僕のこと好きなのかな、って、思ってたんです」
「……ああ。それは今も言った通り、間違っていない推測だ」
「だから、その、なんていうか、ずっと、この人僕のこと好きなのかなって思うと、意識しちまってて……」
「……ああ」
そうか。……俺のことを好きでいてくれるかもしれない、と思ったのは。ただ、俺の想いが分かりやすすぎて、意識させてしまっていただけ、だったのか。だから、デュースの方の気持ちは、俺の勘違いだと、デュースはそう告げたいのだろう。
一段ずつ、処刑台の階段を登らされている気分だ。だけど俺は、逃げるわけにはいかない。……どんな答えだとしても、最後まで、デュースの話を聞こう。それが、今まで俺に想いを告げてくれた人たちへの、誠実にもなる。そう、思うから。
「だから、えっと、誰かに好きって思われるのなんか初めてで、戸惑ってて、てか、僕、誰かとその……っ、好きだとか、惚れたとか、なったことなくって……っ」
デュースはしどろもどろになって答える。
「……だから、先輩のこと、ほんとに好きなのかどうか、分からないんです。傍にいるとドキドキするし、撫でられると、恥ずかしくてどうしようもなくなるんですけど……ただ照れてるだけなのか、先輩だからそうなのか、自分でもわかんなくって……っ」
「そうか」
まだ、時期尚早だった、ということだろうか。……それでも。俺は、思っていた。
先ほど、俺に告白してきてくれた、彼。彼のような存在が、デュースにもできたら。同じような出来事が、デュースにも降りかかったら。そのことにデュースが心を揺らすのを、……俺は許せない。
「なら、俺のことをひとりの男として意識することはできる、ということだな?」
「えっ!? いや、そう、なのかもしれないですけど……っ」
でも、お付き合いとかって、ちゃんとお互いに好きじゃないとしちゃいけないんじゃ、とデュースは言う。
「確かに、かつては俺も、そう思っていた。だが、聞いてくれ、デュース」
デュースの手を引き、胸の中に入れ、抱きしめる。絶対にどこにも逃がさないように、強く。
「お前を、どこにもやりたくない。他の誰にも、渡したくない。……好きだ。俺のものになってくれ、デュース」
丸い耳元に言葉を伝えると、それは真っ赤に染まった。
「えっと、その、僕……」
「頷いてくれるまで、離さない」
「うぇ!?」
「……お前が、どうしても嫌だと言うのなら、考えるが。少しでも俺に可能性があるのなら、諦めたくはない」
「うぅ……僕、本当に先輩のこと、好きになるか、分かりませんよ……」
「好きにさせる努力を、惜しまないと誓う」
「なんで、僕なんかにそこまで……」
「……」
デュースの言葉に、俺は少し、言葉に詰まる。これを言うのは、少し恥ずかしかった。だが、使えるものはなんでも使え、と親父殿に教えられている。……気恥ずかしいが、言葉にするしかないだろう。
「……一目惚れ、だったんだ。悪いか」
「は……っ」
デュースは、餌を求める魚のように口をぱくぱくと開け閉めさせている。それに対して、俺はもう、半ば自棄だった。
「お前が、星送りの時……、俺の元に来てから、どんどん好きになっていって、ずっと、ずっと好きだったんだ!!」
「そ、そんなに……」
「……そうだ。俺は洗いざらい吐いたんだ。さあ、答えてもらおうか、デュース」
少しだけ身体を離し、じっと目を見つめると、デュースは、少し目を閉じて、それからきっと目を開けた。……ああ。返事をする覚悟を、してくれたのだろうな。……もう、デュースは逃げない。
距離を離して、受け止めよう。デュースの出した答えを。
「先輩がそこまで言ってくれてるのに、僕が答えないわけにはいかない、ですよね」
「ふっ。そうだな」
本気の想いには、本気で答えてくれる。そんなお前だから、俺は好きになったんだ。
「さっきも言った通り、先輩のこと、本当に好き……なのかどうかは、まだ、分かりません。人を好きになるって、どういうことなのか、分からなくて」
「ああ」
「でも。……先輩と一緒にいるのも、ドキドキするのも、恥ずかしいけど、嫌じゃない。だから、これが恋ってものなのなら、すごく、いいなって思う。だから……」
そんな僕で良ければ、先輩のものにしてください。
一瞬、デュースが何を言ったのか、信じられなかった。俺は、俺の想いは、受け入れられたのか。……デュースに。
「ふんっ!!」
「ええ!?」
自分の頭を殴った。
「……夢じゃ、ない」
「夢じゃないですよ!! 現実です!! 何も自分を殴らなくても……!」
目の前で慌てているデュースを、再度、思い切り抱きしめる。
「本当、なんだな。デュース! ……本当に嬉しい!」
「わ、分かったから、落ち着いて……」
「落ち着いてなどいられない」
「……ったく、もう……」
今でもこんなに喜んでもらえるんじゃ、ほんと、ちゃんと好きにならないとですね、とデュースは照れくさそうに苦笑いをする。
俺は、改めてデュースの手を取り、己の頬に当てた。
「……これから、俺のことを知っていってほしいのだが……初めに、言うべきことがある。俺は、他にもたくさん、大切なものがある。そして出来るだけ、その全てを大切にしたいと思っている」
「……はい」
「お前には、時に不自由な想いをさせてしまうかもしれないが……それでも。俺の心の中の、誠実の一部は、お前のものだとここに誓おう」
黒い手袋越しのデュースの手の甲に、くちづける。そんな俺の行動に、デュースがまた顔を赤くしたのを見て、俺は満足な心地がした。
「一刻一秒も早く、俺のことを好きになってくれ、デュース。その日を楽しみに待っている」
こうして俺は、俺だけの大切な一番星を手に入れることになった。
*おしまい(続きは書けたらそのうち書きます)
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