※ドルパロ(ギャラリーもしくは小説本棚に設定が置いてあるアイドルパロディの世界線のシルデュです。そちらを読まないと意味が分からないことがあるかもしれません)
※時系列:ドーム後、交際宣言後
※パロディにつき一部呼び名変更あり:リドル寮長→事務所長、トレイ先輩→トレイさん、など)
※モブのひとりに、ちらっと別ジャンルの人イメージしてる人がいます。小ネタです。
以上大丈夫な方はスクロール↓
『バレンタインはたくさんのチョコ、ありがとうございました~! お礼に、せいいっぱい気持ち込めて歌います! 聴いてください!!』
曲名を言えば、わあ、と歓声が上がる。これは、そんな賑やかなホワイトデーライブのステージを終えたあとの話だ。
僕は思った。最近、シルバー先輩から、可愛いとばっかり言われてないか!? バレンタインはまあ、いちゃいちゃして過ごせたけど……。そろそろ僕のこと、恰好良いって思ってほしい! いや、別に、正直なことを言えば、シルバー先輩から可愛いって言われるのは、愛情の証っていうか……。なんていうか、好きだって言われてるのと同じみたいなものだと思うから、恥ずかしいけど、嫌ではない。嫌ではないんだけど、やっぱりずっと可愛い可愛いばっかり言われてるのは、僕も男としてなんていうか、気になるところもあるし……。アイドルとしての売り方も、なぜか『男の子可愛い系』って、よく分かんないやつを指示されるし。男の子で可愛い、ってどういうことだよ? その分かってないとこも含めて可愛いんだ、って言われることもあるが……。ともかく、たまにはそんな僕にも恰好いいところあるんだってシルバー先輩にくらいは思い出してもらう! ちょうどもうすぐホワイトデーだから、存分に恰好つけられるチャンスがあるぞ! 普段ならちょっと恥ずかしくても、イベントごとに乗っかればなんとか、僕だって……やれるはずだ! シルバー先輩はいつも王子様みたいだけど、今回のホワイトデーこそは、僕が先輩の王子様になってみせる!!
けど、実際どうしよう? シルバー先輩に恰好いいところを見せる……? 僕に向いてる恰好いいってなんだ? えーっと、早く走れるところを見せる、とか!? ……いや、ダメだな。まるで小学生だ。シルバー先輩なら事情を察して『恰好良いぞ』って言ってくれるかもしれないけど、それじゃやっぱり気遣いもできて優しいシルバー先輩の方が恰好いいじゃないか!!
どうしよう、どうしたらあの恰好良い人に負けないように、僕も王子様みたいになれるんだ……? 身体を鍛える、のは今からじゃとても間に合わないし、一人称や口調を変えてみる……? いやいや、だからなんだって言うんだ! 頭がごちゃごちゃしてきたぞ。よし、僕の今からやること、やりたいこと、やるべきことを整理しよう。
とりあえずホワイトデーのプレゼントは用意してるけど、これを恰好良くスマートに渡したい! そのために必要なことは……。……えっと、まずは見た目、とかか? タキシード……は、さすがに気合い入り過ぎてるよな。だったら、いつもよりちょっとオシャレに……。
……待てよ、オシャレってどうしたらいいんだ? 僕が気合い入れて選ぶと、その度エースに笑い飛ばされて着替え直させられるんだが……。あ、そうだエース! アイツに服選んでもらうか? 『僕を王子様にしてくれ!』って。ダメだ、そんなことを言った日にはしばらくネタにされそうだ!!
いっそ、スタイリストさんに相談してみるか? でも、仕事の話じゃないのに時間外まで相談してしまうのはなんだか申し訳ない。
あ、そうか。ちゃんと洋服屋に行って、そこで聞いてみればいいのか。よし、なら、見た目はそれでいいな。まずは洋服屋と、美容室に行って……。
あと、王子様っぽいことってなんだ? えーっと……。あ、雑誌の広告に『ホワイトデーには大切な人に花束を』って書いてある! なるほど、花束か。いいかもしれないな。シルバー先輩自身、あまり花に興味のある方ではないと思うけど、自然は好きな人だ。僕にはよく花の使い道は分からないけど、なんかそれなりの方法では大事にしてくれる気がする。
よし、それで行こう! 今日はこのあと、とびきりオシャレして恰好つけて、花束持って家に帰ろう!! で、ちょっとすまして、花束とプレゼントを差し出すんだ。『これ、僕からの、ほんの気持ちです』って。それでシルバー先輩に、僕のことを恰好良いと思ってもらう!!
楽屋で荷物をまとめているシルバー先輩を振り向き、僕は告げる。
「シルバー先輩っ!」
「どうしたんだ?」
「僕、この後は少し出かけてきますっ! 夜には帰ります!! 先輩も、夜には家にいますよね!?」
「ああ。そのつもりだが……」
「分かりました!! 楽しみにしててくださいっ!!」
「あ、ああ」
シルバー先輩はなぜか不思議そうにしながらも、ひとまず頷いてくれる。待ってろよ、シルバー先輩。今日の夜は僕のこと、恰好良いって言わせて惚れ直させてみせるからな……!!
それから、僕は勇み足で楽屋を出る。さっそく洋服屋へ赴いて(ちゃんとローズハート事務所長から指示された、事情を通してある店を選んだぞ!)、店員さんに声をかけた。女の人しかいないみたいだから、ちょっと緊張するけど……!!
「す、すいませんっ!」
「いらっしゃいませ~、いかがいたしましたか?」
「そのっ、えっと……カッコいい服を探してるんですけど!」
「カッコいい服、と言われますと……どのような目的でしょうか? デート、とか?」
「あっ、ええと、そのっ、かれ……いや、恋人にっ、ホワイトデーの贈り物したいから、そのときカッコいいって思ってもらいたくて……」
「はいはい、なるほど、そうなんですね~!! ホワイトデー!! じゃあ気合い入りますね!! 分かりました、それでしたら……」
店員さんはなんだかテンションが高くなって、服を選び始めてくれる。よ、良かった。とりあえずこれで服装はなんとかなりそうだ!
「こちらの一式を試着されてみられてください!」
「は、はいっ!」
店員さんに渡された服を、ひととおり身に着けてみる。大人っぽい細身の黒いパンツと、靴下と合わせた白いトップス。自分ではあまり履かない黒いレザーのシューズに、こちらもあまり自分では身に着けない、グレー調のジャケット……って感じだ。その上、黒いフレームのダテメガネまで……。……こ、ここまで気合い入ってて大丈夫か?
「えっ、こ、こんな落ち着いてて大人っぽい服、僕に似合いますかね……?」
「とてもよくお似合いですよ!! 普段可愛い系が多いですから、大人のギャップ出していきましょう!!」
「普段?」
「Vopal Swordのデュースさんですよね? 普段から雑誌とかテレビでお見かけしております~!」
「き、気付かれてたんですか……っ!」
「ハイ! お相手シルバーさんですよね、彼のイメージに寄せてコーデさせていただきました!! シルバーさんときめかせていきましょう!!」
なんだか僕より息巻いている店員さんに、じゃあこの一式そのまま着ていきます、と会計とタグ切りをしてもらって、店を出る。……なんか、道を歩く人たちからいつもより視線を集めてる気がするのは、気のせい、だよな? やっぱり似合ってない、とか……?
と、とにかく! 次は美容室だ! 髪型もちょっと、店員さんに任せてアレンジしてもらってしまおう。正直、僕はセンスに自信がないからな……。昔はちょっと自信あったけど、事務所入ってから、ちょっと個性的だよね、とか、センスが独特、って言われるようになって……。流行に敏感で、いつもオシャレなエースが羨ましいくらいだ。だからこういうのはやっぱり、普段からオシャレな人たちに任せてしまった方がいい、と思う。そのうち見返してはやりたいけど、少なくとも今は自分の実力を自覚して、専門の人に任せよう!!
というわけで、美容室に入って美容師さんに注文する。こっちも、ローズハート事務所長から利用の許可が降りてる店だ。
「今着てるこの服に似合う感じで恰好良く、ってできますか? 今日だけのセットでいいんですけど……」
「今日何かあるんですか?」
「あ、ええと。恋人に、ホワイトデーのプレゼントしたくって……」
「ハイハイ! なるほど分かりました! それじゃあこんなのどうですかね?」
美容師さんに差し出されたカタログで指さされた写真は、根元をアップにした、ふわりとした感じのセットをキメている。
「確かに恰好いいけど、僕これいけますかね……?」
「全然いけますよ!! いっちゃいましょう!!」
「……じゃ、じゃあそれでお願いしますっ!!」
覚悟をキメた。僕がよく分からないままあれこれ口を出すよりも、美容師さんのセンスに任せちまおう。撮影とかの都合もあるし、髪型を変えるほど大きくはカットしないように頼んだから、その辺は大丈夫なはずだ。
しばらく作業を待っていると、やがて仕上げまで終わらせたらしい美容師さんに声をかけられる。
「出来ましたよ! どうですか?」
「わ……すごいな、まるで僕じゃないみたいだ」
仕上がりを見てみれば、そこに佇んでいたのは、普段の幼さみたいなものが服と髪型のお陰で隠されてる、気がする。……これなら、確かに恰好いいと思ってもらえそうだ!
「ありがとうございますっ! これで行ってみます!!」
「頑張ってください!」
支払いを終え、美容室を後にする。さあ、あとはシルバー先輩に贈る花束を買って帰るだけだ。気合いを入れ直して、近くの商店街にある花屋へと向かう。すると途中、ファンの子に声をかけられて、写真をせがまれた。
「えっと、写真もサインも全然いいんだけど……ネットとかにアップするのは、明日以降にしてくれると……」
「何かあるんですか?」
「……シルバー先輩のためにこっそりお洒落してるから、今日の夜までは内緒にしておきたくて……!」
頼む、と言うと、ファンの子は分かりました!! と元気な返事をしてくれて、一緒に写真撮影をしたあと、手帳にサインをしたら、頑張ってくださいと応援しつつ手を振ってくれた。
――今日はなんだか、いろんな人に頑張ってくださいって言われる日だな。……正直、彼氏への贈り物だ、みたいなこと言うと、いろいろ言われるかと思ってたんだけど、意外と世の中って、あったかいのかもしれない。そんなことを考えながら、今度こそと商店街の花屋に向かった。『花束注文受け付けてます』って書いてあるから、たぶんこのお店でも大丈夫、なはずだ。……僕、もしかして結構行き当たりばったりな計画立ててるか? なんてことを思いながら、気合い入れて花屋さんに入る。
「すいません! 花束注文したいんですけど!」
「はーい、いらっしゃいませ~」
奥から少し中性的な男性の店員さんが出てきて、メモを持って傍に来てくれる。
「花束おいくつですか?」
「えっと、ひとつで」
「用途とか、使いたい花、ご予算、いつ渡されるかなど、ご要望はありますか?」
「え、えっと! 用途は、その、恋人への贈り物、で……。それ以外は、その、相場とかあまり詳しくないんですけどっ、とりあえずこのくらい用意してますっ!」
「だったらけっこう大きめに作れますね! 恋人さんはどんな感じの方ですか? できれば性別とか印象とか、花束に合わせるので、詳しく教えていただけると……」
「あ、えっと……男の人、なんですけど……それでも大丈夫、ですか?」
「ハイ、全然大丈夫ですよ! あっ、それじゃあもしかして、ホワイトデーのプレゼントって感じですか?」
「は、はいっ! そうなんですっ!!」
案外、引かれないんだな。まあ、花屋って贈り物するときに来るお店ってイメージがあるし、そういうお客さんも珍しくないのかも。
「その、いつも恰好良くて、真面目で、頑張り屋で、優しくて、それこそ物語に出てくる騎士や王子様みたいな人だから……。たまには僕の方からも、お返ししたくって。あ、ちょうどこの雑誌の人みたいな人なんですけど……」
シルバー先輩が表紙に映っている雑誌がちょうどあったので、それで印象を伝えようとする。この花屋さん、アイドル雑誌がたくさん置いてあるんだな。店員の人の趣味、なのかな? まあ、お陰で今は助かるからいいんだけど。
「……」
店員さんが僕のことをじっと見る。な、なんだ? もしかして、バレたのか?
「あの、間違ってたらすいません。一目見たときからそうじゃないかって思ってたんですけど……。Vopal Swordのデュースくん……ですよね?」
「ハイ、そうです……」
うう、やっぱりバレていた。でも、店員さんは気にしてないどころか、なんだか張り切り始めた。
「なんだもう、そんなの早く言ってくださいよ!! じゃあ相手シルバーくんですよね!? だったら俺、頑張って花束作りますから!!」
「は、はい……?」
なんだか急に勢いが良くなった店員さんに、その後もシルバー先輩の印象や細かいイメージを相談しながら、とりあえず花束を作ってもらう。できあがったのは、白を基調にした、バラとか……その他の花は分かんないけど、とにかくそんな花がたくさん入った、真っ白な花束だ。それが、白と黄緑色のフィルムでラッピングされて、銀色のリボンで結ばれてる。
「確かに、シルバー先輩っぽいです! ありがとうございます!!」
「いえ!! またいつでも何かあったらご来店されてください!! 俺、本当にアイドルってものが大好きなので、いろいろ力になれると思いますから……!!」
「あはは、ありがとうございます。そのときはまたよろしくお願いしますっ!」
会計の途中、店員さんが、仕事中じゃなかったらサイン頼んだのに、と悔しがっていたから、お世話になったのでサインくらいならとお返しをして、ついでに一緒に写真も撮って、ファンの子にしたのと同じ、夜まではアップしないでほしいというお願いをした。そしたらなんか、「こちらこそありがとうございます」みたいなよく分からないお礼を言われてしまったんだが……ひょっとしてここの店員さんも、僕たちのファンだったりしたんだろうか? アイドルって存在自体が好きな人、なのは間違いないんだよな……? ともかく、悪いようには思われていないようなので良かった。
とにかく、これでひととおりの準備は揃ったんだ! あとは家に帰って、玄関を開けたら迎えに来てくれるだろうシルバー先輩に、花束を差し出して、すました顔で言うだけだ。
『バレンタインはありがとうございました。これは僕のほんの気持ちです』
……って! それから、ホワイトデーのお返しとしてプレゼントも渡して、そうして言わせてみせるんだ、『今日は恰好いいんだな、デュース』って!
よし、イメトレはバッチリだな! それじゃあ早速家へ急ごう! そうして歩き出した僕の頭上に暗い雲が広がっているのを、僕はまだ気付かずにいた。
それで、僕はこれで完璧だって喜び勇んで、芸能人寮のマンションに足を向けてたんだけど。……帰ってる途中で、雨が降り出して……。傘を持ってなくって、小雨のうちにって急いで慌てて走って帰ったんだけど、それでもいきなり土砂降りになって、恰好つけた髪型は崩れて、花束もジャケットもくしゃくしゃのびしょびしょになって、ダテメガネも濡れちゃったから、ジャケットのポケットにしまって。……早く渡したいから、なんて意地張って走ったりしないで、素直に傘を買えば良かった。
……こんなんじゃ、ダメダメだな。どうやってこんなボロボロの濡れ鼠で、恰好良いって思ってもらえるんだよ。ずぶ濡れになった重たい身体を引きずって、失意の中、もうシルバー先輩が戻ってるらしい、明かりのついた玄関のドアを開ける。ただいま、と声をかけながら開けたドアが、なんだかいつもより重たい気がした。そうしたら、すぐに部屋の奥からシルバー先輩が出てきて、驚いた顔で慌てて小走りで僕に近付いた。
「お帰り……デュース、濡れてしまったのか? ……その花は……?」
僕の様子を見て首を傾げるシルバー先輩に、こんなんじゃ渡せないな、と俯いて、謝る。
「……すいません。本当は、もっと綺麗な花束を渡すつもりだったんだ。服も髪型も恰好つけて、とびきりお洒落して……それで、先輩に喜んでもらって、恰好良いって思ってもらいたかった。せっかくの、ホワイトデーだから、って。でも、見ての通りで……」
全部台無しになっちゃいました、楽しみにしててなんて、生意気言ってすいません、って、誤魔化すみたいに笑った。そうしたら、シルバー先輩が、濡れたままの花束を僕の腕ごと引き取って。その花に顔を寄せて、笑うんだ。
「嬉しい、デュース。……本当にありがとう」
「でも、先輩。僕……」
「俺を喜ばせようと、今日、ずっと努力をしてきてくれていたんだな。お前の思い描く、理想通りの結果になってはいないのかもしれないが、俺にとっては、その気持ちや行動が、何より嬉しい」
……なんて綺麗な人なんだろう。いろんな感情がないまぜになって、泣きそうになってると、シルバー先輩は言うんだ。
「それに……普段、可愛いとばかり言っているかもしれないが、お前のことは、ちゃんと恰好良いとも思っている」
「え……」
「自慢の彼氏だ」
こんなこと、本当に珍しいんだが、シルバー先輩はそう言って、少し照れたみたいに、茶化すように笑って、風邪を引く前に部屋に入れ、と、花束を僕から引き取ったまま、部屋の奥へタオルを取りに行った。
情けなさに、嬉しさに、こぼれそうになった涙をぐいと袖で拭って、戻ってきたシルバー先輩に言うんだ。
「あのさ、先輩……。さっきは言いそびれたんだけど、聞いてください」
「なんだ?」
シルバー先輩は僕の濡れた髪をタオルで拭う手を止めて、聞いてくれる。
「その、笑わないでくださいよ? ……愛、してる」
「……笑うものか。俺だって……、俺の方こそ、今、お前が――とても、愛おしい」
一瞬間を置いて、僕たちは互いに笑い合う。それから、どうにか濡らさずに済んだプレゼントもあるんです、それ渡していいですか、って切り出したら、先輩も、俺もお返しを用意していた、って言って、また笑い合った。
それで、とりあえずシャワー浴びて髪乾かして、身体をあっためて、シルバー先輩にって用意していた、グリーンカラーのネクタイと、銀色のタイピンをプレゼントに渡した。先輩は、どうやらまた俺は同じものを用意していたみたいだ、って言って、僕につけるにはずいぶん恰好良いような、ブルーカラーにチェックのラインが少しだけ入ったネクタイと、やっぱりそれを止めるためのピンを僕にくれた。
……それだけで本当に、僕のことを恰好良いとも思ってくれていたんだなって分かって、また嬉しくなる。大事にしたい。大切にしたい。こんな素敵な人、二度と出会えるかなんて分かんない、いや、きっともう二度と出会えないから。だから、照れるけど、またたくさん伝えた。バレンタインの夜に負けないくらい。
「好きだ、好きです。シルバー先輩。先輩のことが、大事で……ずっと、大切にしたいです」
「ああ。俺も、同じ気持ちだ」
二人で愛の言葉をささやきながら、じゃれあって撫で合う。こんな日々が、ずっとずっと続けばいいのにな。いや、続けていくんだ。僕と先輩とで、お互いにこんな関係を続けられるようにって、努力し合いながら、これからもずっと。そんな気持ちを、確かめ合った夜だった。
*おしまい
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