乱心甜心

*リクエスト『シル→デュ←セベで3P(シチュ:出られない部屋、シルバー優勢)』を書かせていただきました!
ちなみにタイトルは『らんしんティエンシン』と読みます。特に意味もなく中国語。
*R18程度の性描写があります。高校生卒業以下および18歳未満の方は閲覧を禁止します。
*セベクとシルバーの2人でガッツリデュースを攻めています。
*その他、媚薬、攻めフェラ、♡喘ぎなど様々な描写があります。

以上大丈夫な方はスクロール↓

 

 

 

 

 

 なんだか、うるさいがなり声で目を覚ます。……んん、なんだよ。人が気持ち良く、寝てたってのに……。
「貴様、油断していたのか!?」
「喚くな。結果としてここにいる以上、お前も同じことだろう」
「なんだよ、うるさいな……人が寝てる横で喧嘩すんなよ……」
 僕が目覚めたのを見ると、口喧嘩していたらしい二人は、こっちを見て大人しくなった。
 ……ん? あれ? シルバー先輩と、セベク? ってかここ、どこだ……?
 僕がきょろきょろと辺りを見回していると、シルバー先輩が言った。
「起きたか、デュース。落ち着いて聞いてくれ。どうやら、俺たちはこの部屋に……閉じ込められているみたいなんだ」
「……へ?」
 シルバー先輩の話をまとめると、こうだった。
 僕と、シルバー先輩と、セベクの3人は、この部屋に閉じ込められている。ドアや窓は鍵がかかっていて、壊そうとしても、びくともしない。助けを呼んでみても、誰も気づく気配がない。それで、壁にも窓にもドアにも、魔法も物理も効かない、ってことだった。
「お前の言う通り、争っている場合ではない。みんなで、ここから出る手段を探そう」
 僕とセベクは、シルバー先輩の言葉に頷き、部屋の中を探すことにした。

 部屋の中を探していた僕は、なんとなく冷蔵庫を開けてみた。そしたら、何か、メモのようなものを見つけた。
「なんか、紙見つけたぞ! これ、手がかりかな?」
 シルバー先輩とセベクを呼んで、メモを読む。そこに書いてあったことを、僕は読み上げた。
「えーっと、何々。『この部屋は、3Pするまで出られない部屋』です……」
 3Pって、なんだ? 僕は首を傾げて、シルバー先輩を見た。でも、シルバー先輩も首を傾げている。
「なんだろうな、3P? とは」
「さ、さあな」
 なんかセベクの様子がおかしい。挙動不審だ。
「なんか知ってるのか、セベク?」
「今は、僕のことはいい! まずは最後までメモを読んでしまえ。それで終わりなのか?」
 僕は、メモの続きを読む。
「『もし、3Pをこなすのが難しいと感じる場合は、このメモの隣にあるチョコレートを、次の手順で食べてみてください。
 1.デュースが、ふたりにチョコレートを1個ずつ食べさせる
 2.ふたりが、デュースに1個ずつチョコレートを食べさせる
 そうすれば、きっとあなた方の助けになってくれることでしょう』……だって」
「と、いうことらしいが。セベク、何か、『3P』について知っていることがあるなら、教えてくれ」
「くっ……。わ、分かった。教えるだけ、だからな」
 それから、僕たちはセベクの話を聞いた。聞いた、のは、いいが。その話の内容、は……。
「さ、3Pって、その……っ、つまりそれ、『3人でえっちなことをする』って、ことなのか!?」
「……お、恐らくだが……そう、だと思う」
「何故。誰がどんな目的でそんなことを……?」
 シルバー先輩は、この事件を起こした黒幕のことを考え始めている。でも、僕はそれどころじゃなかった。3人でえっちって、何がどうなるんだよ!? ってか、それで出ていけるってどういう部屋なんだ!?
「む、難しいって場合は、冷蔵庫のチョコレート食べろって書いてありますよ!! チョコの方、食べませんか!? それで出られるなら、その方が簡単ですし!!」
「ああ。それもそうだな。だが、こんなわけのわからない場所にある食物だ。安全とは限らないが……」
 シルバー先輩は僕の手にあるメモを覗いて、ふむ、と頷いた。
「……そう、だな。なら、まずは俺が食べてみよう。ひとりずつ食べれば、何かあっても問題ないだろう。何かあったら、任せたぞ、セベク」
「ふん! 任せておけ」
 ふたりのことはさておいて、僕は冷蔵庫からチョコレートを取り出す。
「手順があるみたいですね。僕がシルバー先輩に、チョコレートを食べさせたらいいのかな」
「どうやら、そのようだな」
「じゃあ、えっと。は、はい、どうぞ……」
 ハート型のチョコレートをひとつ摘まんで、シルバー先輩の口元へ差し出す。
 シルバー先輩は僕の手ずからチョコレートを食べて、ん、と頷いた。
「……甘い。中に液体は入っているが、チョコレートボンボンなのだろうか? わずかに、アルコールのような苦みがする。 それ以外は……普通の、チョコレートのようだな」
 チョコレートが、こく、と飲み下される。シルバー先輩の喉仏が、それに合わせて上下して、僕は少し、ドキッとした。
「か、身体に変化とか、ない、ですか?」
「今は、特には……。問題なさそうだ」
「ふん、そうか。では、デュース。僕にも食べさせてみろ。メモには『ふたりに食べさせること』と書かれているのだろう」
「あ、ああ。分かった」
 僕は同じように、もうひとつチョコレートを摘まんで、セベクに食べさせた。
「ん」
 体温の熱でチョコレートが少し溶けてしまったみたいで、指にチョコレートがついた。
「あ、指、汚れちまった……」
「……ふん」
 すると、ぬるりとしたものが指先に触れる。セベクの舌先に、指についたチョコレートを舐めとられていた。
「ばっ……、な、何してんだっ! 食い意地張ったやつだなっ!!」
 思わず赤くなって、自分の指をばっと奪う。セベクは悪いと思っていないようだった。
「勿体ないだろう」
 そんな僕の後ろから、今度はシルバー先輩が近づいてきていた。
「デュース、こちらを向け」
 ぐい、と後ろを振り向かされると、シルバー先輩が、チョコレートをひとつ、僕の口に放り込んだ。
「んっ」
 口にくわえたチョコレートを、人差し指でそっと押され、優しく、僕の口の中にチョコレートが押し込まれる。
 シルバー先輩のきれいな顔が近くて、僕は、かっと顔が熱くなるのが分かった。
「……ふっ。無防備だな、お前は」
 耳元でささやき、それからシルバー先輩は僕を腕の中から解放してくれる。
 そんな僕らの姿を見ていたセベクが、ずんずんとまっすぐ僕の方に向かってきた。
「シルバーのだけでなく、僕のも食え。『ふたりから1個ずつ食べさせられ』なくてはならないのだろう?」
 セベクの手のひらに乗せて差し出されたチョコレートを、僕は、あ、と舌を伸ばして口にする。ったく、もっと食べやすそうに差し出せよな。
 なぜか満足そうにそれを眺めているセベクに、なんだよその顔、と思っていると、僕の身体に、急に変化が訪れた。
「……あ、あれ? なんか、足、力、はいんね、ってか、からだ、熱い……?」
 急に体に力が入らなくなって、かくりと膝を折り、へたり込んでしまう。
「デュース、大丈夫か?」
 シルバー先輩が、僕の傍に寄り、しゃがみこんで様子を見てくれる。
 先輩の手が僕の額に触れ、熱を測った。
「……熱い、な……、はあ、大丈夫、だろうか……」
 そう告げる、シルバー先輩の表情も、熱そうだ。
「せん、ぱいも、顔、赤い、ですよ……? だいじょうぶ、ですか……?」
 そして、奥にいるセベクを見ると、そっちも顔が赤くなっていた。
「……っ」
「なんだ、これ……? みんな、酒にでも、酔ってる、のか……?」
「……分から、ない。だが、その、無性に……」
 無性に。シルバー先輩のこぼした、その言葉の先が。今の僕たちには、言わなくても分かる気がした。
 身体が、熱いんだ。僕たち、みんな。どうしようもない、ほど。
 だって、そうじゃなきゃ。みんな、僕も、セベクも、シルバー先輩も。互いに目を合わせないようにする努力なんか、しない、だろ。
「う、うう……」
 僕はその間にも、身体の奥が、熱く疼くような感じがして。は、と、息を吐いてしまう。
「……な、んだよ、これ。誰か、どうにか、してくれ……っ!」
 もどかしくて堪らない感覚に、震えながらそう叫ぶと、最初に動いたのは、セベクだった。
「デュース、」
 セベクは、僕を抱き上げて、ベッドへと放り捨てた。
「セベク、何をしている……っ、」
 シルバー先輩が、セベクを止めようとする。だけど、セベクは言った。
「今、確認したが、ドアは開いていなかった……。なら、3Pとやらを、試すしか、ない、のだろう」
 セベクも苦しいのか、息も切れ切れに話す。
「僕は、一刻も早く、マレウス様の御許に、行かなくては、ならないのだ……。この際、手段など、選んでられるか……!」
「セベ、ク……」
 僕は、思った。そう、だよな。シルバー先輩も、セベクも、こんなことになってて。ドラコニア先輩の安全が、心配なはずだ。自分のカシラのところに、行きたいよな。だったら。……だったら。
「わ、かった。そういう、こと、なら。さ、3P、ってやつ、受けて、立ってやる。……でも、その、僕、初めて、だから……」
 する、と制服のジャケットを脱ぎ、ベストのボタンを外していく。すると、セベクが僕のいるベッドの上に上がってきて、正面に座った。
「分かった。できるだけ、優しくは、してやる。保証は、ないがな……っ」
「ん……」
 セベクから、首筋にキスをされ、それだけで身体がびく、と震える。
 と、思っていたら。予想だにしていない方向から、刺激が増えた。
「デュース」
「ひぁっ!?」
 耳元で、ささやかれる。シルバー先輩が、いつの間にか、僕の背後に回っていて、僕を抱きしめるように、後ろについていた。
「……『3人』でなければ、ならないのなら……、は、俺も、必要、だろう……」
 気は進まないが、お前たちに協力しよう。シルバー先輩は、苦しそうに言った。
「ふん……、本音は、どうだかな……」
 セベクはそう言いながら、僕のシャツのボタンも、ぷち、ぷちと外し始めた。
 僕は、火照る体にぼーっとしながら、ボタンが外されてくのを眺めてる。すると、横から手が伸びてきて、シルバー先輩の方を向かされた。
「デュース」
「んっ」
 シルバー先輩が、僕の口にキスをする。ぬる、としたものが入ってきて、びく、と体が震えた。そうすると、シルバー先輩は一度、口を離す。ぼ、僕、これ……キス、しちゃった、のか。初めて、だった、ん、だが。こ、こんな、その、えっちな……。
 それでも、なんだか……シルバー先輩に、そうされるのなら、悪い気は、していなかった。なんでなのかは、今は、考えないことにした。今は、なんていうか、考えちゃ、いけない気がして。先輩のキスが、気持ちいいってことしか、考えられなくて。
「怖がらなくて、大丈夫だ。けして、お前の身体を、傷つけたりしない。俺も、セベクも」
「しるば、せんぱ……ん、あ!」
 シルバー先輩の目をじっと見つめ返そうとしていると、僕の身体へ、急に刺激が増えた。慌てて刺激のある方を見ると、セベクが僕の乳首を舐め始めていた。
「ゃ、セベクっ、どこ舐めて……っ、ゃ……!」
「……ふっ。いい反応、だな……っ」
「ぁ、や……っ、やめ、セベク……っ!」
 ぴちゃ、ぴちゃと舐められる乳首からの感触に、僕の身体は震え、口からは甘い声と息が漏れ出す。
「……」
 すると、なんだか不服そうに眉をしかめたシルバー先輩が、また僕の口にキスをした。
「んむっ」
「……っ、ふ……」
「ん、ん、んむ……っ! んん……っ……♡」
 セベクに胸を舐められながら、シルバー先輩の舌で口の中をかき回されて、僕の目は、涙でいっぱいになる。なに、なんだ、これ。なんで僕、こんな、ふたりに、こんな、されてる、んだ。や、いやだ、きもちい、これ、なに、これ。ぼく、わけ、わかんなく、なる。
「……は、デュース、ん……っ」
「ふぁ、ん、んむ……っ!」
 シルバー先輩は、時々口を離して息継ぎさせてくれるけど、それでもすぐに、僕の口を繰り返し塞いでしまう。
「せ、せんぱ、い、ん、む、も、いき、息足りなっ、はあっ、くるし……♡」
「……は、すまな、い……」
 なんとかシルバー先輩にそのことを伝えると、シルバー先輩はようやく僕の口を塞ぐのをやめてくれた。
 でも、その代わりに。
「お前が……セベクにばかり反応して、名を呼ぶから……。塞いで、しまいたかったんだ……」
 は、と熱い息を吐きかけるように、僕の耳元でシルバー先輩は言い、かぷりと耳たぶを食む。僕はそれだけで、背筋がゾクゾクして、身体中が気持ちよくなってしまう。
 その間も、セベクは僕の胸ってか、その、乳首を舐めるのをやめてくれてないから、余計に、身体から気持ちいいのが逃げていかなくて。
「ぁ、あ、な、なに、なんだよ、これぇ……っ!」
「ふっ……、デュースめ、感じている、ようだな……っ、敏感なやつだ……っ」
 やっとセベクが僕の乳首を舐めるのをやめ、顔を上げた、と思ったら。
 あ、と改めて口を大きく開け、セベクは、僕の乳首を、そのまわりごと、食んだ。
「ふぁ……っ♡」
 ぱくりと、セベクの大きな口で乳首を食べられ。さっきよりも触れる面積が大きくなった舌の動きで、れろれろと下から上に何度も舐められて、僕は、それをされて、気持ちよくてどうしようもなくなって、首をふるふると振る。
「ゃ、やだぁ、セベクっ、僕、ぼく、お前に、こんな……っ♡」
「ほう、か?(そう、か?) 喜んでいるように、見えるがな……!」
「やっ、咥えたまま、喋んなぁ……っ♡ ぁっ、ゃ、ゃあっ、そこ食べちゃやぁ……っ♡」
 襲い来る気持ち良さを何とかしようと、身体をちぢこめ、力の入らない手でなんとかセベクの頭をどかそうとしていると、また耳元に、シルバー先輩の声がした。
「デュース……」
「ひゃうっ……!」
 さっきまでよりも、すごく近くで響く声。シルバー先輩の口が、僕の耳の真横にあるのが、吐息の近さだけでわかった。
「セベクにばかり、反応するな。俺も……お前を、良く、してやる」
 じゅぷ、と、耳の中に何かが入ってくる音がした。ぬめりとざらつきで湿った感触が、僕の耳の中に入り込んで来る。
「ゃ、やあ、しるば、せんぱい……っ、み、みみっ、舐めちゃ、ゃ……♡」
「ん、は……、デュース……、可愛い……」
「やっ、かわいく、ないぃ……っ! んっ、ぁ、んんっ、ゃ、ゃだ、ゃだぁ……っ♡」
 セベクに乳首、シルバー先輩に耳の中を、それぞれじゅぷじゅぷ、じゅちゅじゅちゅ、と音を立ててひたすらに舐められ続け、僕の鼓膜と羞恥心はもう限界だ。
「ゃ、やあ、ふたり、ともっ、も、みみ、むね、も、やだぁ……っ♡」
 するとようやく、ふたりは僕の身体を解放してくれる。
 ……と、思ったのも、束の間の一瞬のことで。
「ならば……ここでも、触ってみるか? デュース……」
 セベクの手が、ズボンの上から僕のものに触れる。
「ぁ……っ!」
 僕はそれだけで、声が上がってしまう。
 シルバー先輩がそんな僕のうなじに、ちゅ、と軽くキスをする。
「大丈夫だ……怖がらなくて、いい。身体から、力を抜け」
「しるば、せん、ぱい……、僕、でも……っ」
「大丈夫だ……、デュース。俺に、体を預けて。俺たちに、任せてみろ……」
 シルバー先輩の身体に、背中をもたれかからされる。
 正直、もう身体に力を入れる余裕なんてないから、きっとそれは簡単なことだっただろう。
 セベクが、僕のものをズボンから取り出した。
「あっ……! ゃ、やだ、見るなぁ……っ」
「ふん……、お前のものくらい、気には、せん」
 そうしてセベクは、僕のものを手と指先で、ぐちゅ、ぬちゅ、としごいたり、先っぽに刺激を与えたりし始めた。
「ぁ、ゃ、ん、それやだっ、セベクっ、セベクそれやだぁ……っ♡」
 顔に似合わず繊細な手つきで、セベクは僕のものを好き勝手にいじる。まるでずいぶん乗り気な顔で、『うまそうだ』と呟きながら舌なめずりしているようなセベクの手を外そうと、力の入らない手を重ねていると、その手首を掴まれた。
 後ろから、うなじから首筋にかけて、ちゅ、ちゅと甘く優しいキスを落とされる。
「……だから、セベクの名ばかり、呼ぶな」
「しるば、せん、ぱい……」
 やっとの思いで先輩の方に顔を向ければ、余裕もなさそうに、は、と熱い息を吐くシルバー先輩の両手が、背中から回り込んで、僕の胸に滑り込む。え、ま、待て。まさか、そんな。や、やだ……!!
「ぁっ、ゃ、やだっ、したとむね、いっしょに、やだぁ……っ!!」
 僕はふるふると大きく首を振る。
 後ろからシルバー先輩の両手で胸をいじられ、前ではセベクの手に僕のものをいじられて、僕の身体は、もう、どこにも力が入れられない。
「ゃ、やだぁ、こんな、こんな気持ちいいの、ふたりとも、せべ、せべくっ、しるばぁ、せんぱい……っ、やだ、やだぁ……っ!!」
「「……デュース、可愛い」」
「可愛くないぃ……っ!!」
 綺麗に重なるふたりの声に、僕は声にならない声を上げ続ける。なんで、なんでやだっ、これ、これやだぁ……っ♡
「ぁ、ぅ、ぅぁっ、ゃ、ちくび、ちくびすりすりするのやだっ、とんとんするのもやだぁっ、シルバーせんぱいっ、した、さきぐりぐりするのやだぁっ、そんなっ、ゆび、ゆびいっぱいでぐちゅって、ぐちゅってするのやだぁっ、せべくぅ……っ♡」
「可愛い……、デュース、可愛い」
「ふっ、嫌なんて、嘘だろう? デュース。お前のここ、こんなに喜んで、ぐちゃぐちゃになっているではないか……?」
「ぁ、ぅ、あ、ふぁあ……っ♡」
 右から、左から。シルバー先輩とセベクのそれぞれから甘く名前を呼ばれ、とろけるような声でささやかれて、僕はもう、どうにかなりそうだ、っていうか、もう、なってる。
「ゃ、これ、これいつまで、ん、ぁ、ゃっ、やだ、やだぁ……っ♡」
 そうすると、僕の両側からシルバー先輩とセベクはバッチリ目を合わせ、顔を見合わせて、頷いた。
「……もちろん、無理をさせるつもりはない、デュース。ただ、その前に……選んでほしい」
「えら、ぶ……?」
 はあ、と息を吐きながら、ふたりの言葉を待つ。
「僕か、シルバーか。お前の、初めての相手を、選べ」
「はじ、めて……」
 ちゅ、とシルバー先輩が、僕のこめかみにキスを落とす。
「そうだ……、お前が、この身体に受け入れてもいいと思う、初めての相手を、選んでくれ。その、不可抗力の流れでこうなった、とはいえ……せめて、それくらいは、お前にも、選ぶ権利があるはずだ」
「は、い……」
 シルバー先輩の優しいキスに、少し息を整え、ぼうっとする。だけどセベクはあまり僕を休ませてくれる気はないみたいだ。
「ふん。決められないなら、お前がより気持ち良いと思った方でもいいのだぞ?」
「うぁっ……! ゃ、せべく、いまさわんなぁ……っ♡」
「断る。は、萎えられては困るからな……っ」
 セベクは僕のものを、ぐち、ぬちゅ、と刺激し、僕を高めさせようとしていく。
「ぁっ、だめ、だめ、せべっ、ゃっ、そんな、そんなしたら、ぼく、イッ、イッちゃ……っ♡」
 もうダメだ、と、絶頂に達しそうになった、その瞬間。シルバー先輩が、咄嗟に、僕にキスをした。
「……っ、!」
「んっ、んぅ……っ、ん、んんんん~~~~~~……っ♡」
 びくびくと、足が震える。僕のものが、その中身を吐き出したのが分かった。
「……は、……。セベ、ク。デュースに、無理をさせるな……っ」
 シルバー先輩が、セベクを睨む。だけどセベクは、意に介していないみたいだ。
「何を、紳士ぶってるんだ、シルバー。さっきから、僕がデュースに触れる度、耐えられず自分も触れているのが、丸わかりだぞ……っ。だいたい、今トドメを刺したのは、お前ではないか……!」
「……それは、その……っ」
 口論をする、ふたりに。僕は、ぼうっとする頭で、なんとか口にした。
「し、しるばー、せんぱいが、いい……。その、ナカ、いれる、なら……」
 ふたりは少し驚いた顔をして、そして、分かった、と頷いた。
 さっきまでよりわずかに顔を赤くしたシルバー先輩が、僕を改めて抱き留め、ささやく。
「俺を、選んでくれて、嬉しい。デュース。準備をするから……少しだけ、我慢、してくれ」
「ぁ……」
 ちゅ、とシルバー先輩から耳元にキスを落とされ、身体の力を抜く。すると、今度はセベクが、僕のズボンと下着を脱がしていた。
「ならば、準備の方は、僕が手伝ってやろう。そのうちに、気が変わるかもしれないしな……」
 そう言って、セベクは、僕の後ろを、ほぐし始めた。
「ゃ……っ、なんか、入って……っ」
「デュース……、大丈夫、だ」
 シルバー先輩が、ぎゅっと片手で僕の手を握り、指を絡めながら、手を繋いでいてくれる。
 でも、シルバー先輩のもう一方の空いた手は、僕のものを優しく擦っていた。
「……セベクの指や、俺の手が、痛かったら、すぐ、言え。殴り飛ばしてやめさせる」
「は、はい……」
 今度は、セベクの指に、後ろをほぐされ、シルバー先輩の手で、前をいじられる。
「んっ、んん、ゃ、ぁあ、そこ……っ」
「……ここ、か? デュース……」
「んぁっ、ゃ、ゃめ、やめろ、セベク……っ! そこ、そこさわった、ら、ぁ、あぁ、なんか、ゃだ、ぼく、やだ……っ!」
「デュース……、デュース、気持ち良く、なってる、のか……? は……、……もうすぐ、だ。もうすぐで、お前は、俺の……」
「やっ、しるば、せんぱっ、い、ゃあっ、なんか、ナカ、ナカはいってるのに、そんな、まえ、まえぐちゅぐちゅしたら、ゃあぁ……っ!!」
 シルバー先輩にいじられてるのに、セベクもナカで気持ちいいところを探してはとんとん、すりすりって刺激してくるから、僕の身体は、もう堪らない。うっ、うあっ、ふたり、ふたりともなんで、ぼくにこんなっ、ぁ、ぁあっ、ぼくやだぁ……っ♡
「ふっ。……まだ、広がりきっていない。このまま最後までほぐすぞ、シルバー」
「ああ……。デュース、頑張れる、か? 辛かったら、いつでも、言ってくれ。俺たちに……、は、俺に、頼って、くれ」
「うっ、うぁっ、だ、だい、じょう……ぶっ、ゃ、ゃあ、ゃ、ゃ、ゃ、ぁ、ゃだ、やっぱむりぃ……っ!!」
「「可愛い、デュース」」
「ふぁっ、ぅう……っ♡ ん、んぁっ、うっ、ゃ、ゃだ、やめっ、ふたりとも、ゃだあっ、しるばーせんぱい、せべくぅ……っ♡」
 そうして、僕は、後ろが完全にほぐれてしまうまで、ふたりの手に、口に。散々好き勝手され続けた。

「……そろそろ、いいだろ、セベク。お前、いつまでデュースを頑張らせる気だ……?」
「ふん……。仕方ない、か。デュース、お前の気は、変わっていないか……?」
「ふ、ぁ……。は、んん……、かわって、ない……」
 僕の選択は、変わってない。このままセベクに入れさせたら、どんな無茶をされるか分からないからだ。
 せめて、僕の身体を気遣ってくれる、シルバー先輩の方にしたい。っていうか、セベクのもの、見るからに、めちゃくちゃデカいし……。その……。いろんな意味で、初めて入れるなら、シルバー先輩のにしたい。
「そうか……。なら」
 後ろにいたシルバー先輩のものが、そのまま、腰を掴んで上げられた僕の後ろにあてがわれる。
「……ゆっくり、挿れていく」
「んっ……、」
 ゆっくりと腰を下ろされて。シルバー先輩のものが、だんだん、僕の中に、挿れられていく。
「ぁっ、あ、ん……っ♡ ゃ、うゃ、あ、なんか、なんかナカ、挿入って、はいってくるぅ……っ♡」
「デュース……」
 ちゅ、と、シルバー先輩が、僕のこめかみにキスをした。
「ぜんぶ、入った……ぞ」
「ぁ、ぜん、ぶ、しるば、せんぱいの、ぜんぶ……♡」
「ああ……そうだ。頑張ったな、デュース……」
 シルバー先輩が、後ろから、僕の指に手を絡めるように、握ってくれる。ほっとしていると、セベクが動き始めた。
「挿入は、済んだか? ならば……」
 セベクが、あ、と口を開けて、僕のものを、くわえた。
「ぁっ、セベク、何して……っ、ぁ、あぁっ、ゃ……っ!!」
 止める間もなく、セベクの舌が動き始めて、下から上につう、となぞられたり、敏感な先っぽを舌先でぐりぐりと抉るように舐められて、散々いじられきった僕の身体は感じ始めてしまう。
「デュース……、すまない、俺も……っ、耐えて、いたが、その、限界が、近くて……っ」
「ぁ……っ、し、しるば、せんぱ、い、ゃっ、こし、揺れて……っ」
「せめて、は、ゆっくり、動く、から……っ」
 ナカに入ったままの、シルバー先輩のものも、僕のナカで、動き出す。セベクはそんな僕らの腰の動きに合わせて、器用に口から僕のものを出し入れし、時に舐めたり、手や指でしごいたり、舌でぐりぐりと先っぽや下の方、裏側を刺激してきたり、散々に僕をめちゃくちゃにしてこようとする。
 シルバー先輩は耐えようとしてくれているけれど、それでも我慢できないのか、僕と繋がった腰が、ゆっくりと揺れ、ナカを少しずつかき回していく。
「ぁ、あ、しるば、せんぱい、せべ、く、ゃだ、これ、も、ぼく、むり、ぼくむり、しんじゃう、しんじゃうぅ……っ!!」
 はー、はーと、涙と息を激しくぼろぼろとこぼしながらふるふると激しく首を振ると、ふたりは言った。
「「死なせない。お前は、俺(僕)が守る」」
「~~~~~~~~~……っ♡」
 びくびくと、僕の身体が震えていく。抗えない多幸感と、矢継ぎ早に与えられ続けた快感で、もう僕の身体は限界に近かった。
「ぁ、も、イきたい、イきたい、セベクっ、しるば、せんぱい……っ、イかせて、ふたりとも……っ!!」
 僕の懇願を聞いた瞬間、ふたりは、息ぴったりに動いた。
 セベクは、今までに食べてて、僕のいちばん良かったところを、ぐり、と舌で刺激し、軽く甘噛みするように噛みつけた。
 シルバー先輩は、僕の身体をぎゅっと抱きしめ、重ねた左手を後ろからぎゅっと握り、腰に回した腕で、離れないように僕を捕まえたまま、僕の口に、深く、熱いキスをして、舌でぐりぐりと、僕の口の中の、気持ちいいところを刺激した。
「ん、んむっ、んぅ、んむ、ぅ……っ♡ ん、んん、ん、ふ、ん、ぅ……っ、……~~~~~~~~!!!」
 一気に与えられた快感に、びくびくと、身体が震える。僕の身体中に与えられた気持ち良さが、集まって、高まって。それで、ひとつになって、弾けた。
 身体中に緊張が走って、ナカもぎゅっと締め付けてしまって、なんか熱いものがナカにも外にも溢れてしまった気がして。
「……っ、デュース……、は、好きだ……っ」
「……ふっ。いい味だ。馳走になった、な……」
 僕は。そのまま、ベッドへ倒れ込むように、意識を失った。

 次に、目が覚めると。そこは、よく知らない天井だった。
「デュース、起きたか」
「シルバー、せんぱい……?」
「ああ。身体に、辛いところはないか?」
 目を開けて身体を起こすと、シルバー先輩とセベクが、心配そうに僕を見ていた。
「お前は気を失ったんだ。あのあと、部屋の鍵は開いた。お前の身体を綺麗にして、シルバーの部屋へ連れてきた」
「そう、だったのか……」
 朧げな記憶の中、ふたりにされたことを思い出す。ぼ、僕、しちゃったのか、そういや。このふたりと。あんな、えっちな、ことを……。
「……無理をさせてしまったな、すまない」
 申し訳なさそうな顔で、シルバー先輩が謝る。
「い、いえ。僕が受けるって、決めたことなんで……。それより、ドラコニア先輩は無事でしたか?」
 そう尋ねると、セベクは自慢げに答えた。
「若様は本日もご立派でおられた!!」
「……つまり、俺たち以外はなんともなかった、ということだ。あの部屋は、外に出た瞬間魔法のように消えてしまったが……」
 シルバー先輩は胸の前に手を当て、ひざまずく。
「その、ああいうことが初めてだったお前の身体を、利用してしまったのは事実だ。俺たちに出来る責任なら、いくらでも取る。なんでも言ってくれ」
「遠慮はするな。礼と詫びくらいはしてやる。お前がその気なら、一生の責任を取ってやることも、やぶさかではないぞ?」
 そんな二人の言葉に、僕は、少しだけ、迷ってから、ひとことだけ、言った。
「か、考えとく……」
「なんだ、煮え切らない返事だな。貴様のことだから、一発殴らせろとでも言うのかと思っていたが」
「い、言うわけないだろ! セベクはともかく、シルバー先輩にまでそんなこと! た、ただ、その……えっと……」
「なんだ? 遠慮せず、なんでも言ってほしい。デュース。俺たちはお前に、それだけのことをした」
 シルバー先輩の瞳に、僕はますます何も言えなくなる。だって、だってこんなの、なあ。
「ほ、ほんとに、気にしなくていいんだ! その……。ふ、ふたりから、たくさん、されるの……きもちよかった、から。だから、その……っ、こ、このことは、忘れようっ! 今日限りで!!」
 そんな僕の提案を、ふたりは受け入れなかった。
「……そんなことを言われて、忘れられるものか。なあ、セベク?」
「ああ……どうやら、僕の技術は気に入ってもらえたようだな? そういえば、僕の番がまだだったのではないか?」
「え? お、おい、ふたりとも? なんか、顔、怖くないか……?」
「「覚悟しておけよ、デュース」」
 今日何回目か聞いたふたりの重なる声に、僕は直感した。僕は何か、選択肢を間違ってしまったのだろうことを……。
 今はただ、これからのことを考えて青ざめる。そんな僕は、これからセベクとシルバー先輩のふたりに身体も心も振り回されていく日々がここから始まり、ずっとずっと長く続いていくことを、まだ知る由もなかった。

*おしまい

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