蜜月夜(シルデュシル)

*シルデュシルです。シルバー×デュース×シルバーです。リバです。デュース攻め多め、デュース攻め優勢。
*R18程度の性描写があります。高校卒業以下および18歳未満の閲覧禁止。
*♡喘ぎや♡語尾(攻め受け両方)、受けからの乳首攻め、騎乗位など、もうなんかその他いろいろあります。リバ含め本気でなんでも許せる人向け。
*前作「滅茶苦茶」の続きです。

以上すべて大丈夫な方はスクロール↓

 

 
 シルバー先輩は、言った。
『……デュース。俺は……お前に、滅茶苦茶に、されたい、し、お前を……、滅茶苦茶に、したい……』
 って。だから、僕は。……今までたくさん、先輩に満足させてもらったぶん、僕からも先輩を、満足させてあげるんだ、って。
 むん、と気合を入れた。それで。学園裏の森で、ふたりでこっそりデートしてるときに、僕は先輩に申し出た。
「シルバー先輩っ! あの、今度……っ、一日中ってくらい! 僕に、先輩とのふたりきりの、時間をくださいっ!」
 二人きりになれる部屋で、がいいです!
 と、僕が言うと。シルバー先輩は、顔を赤らめて。それから、分かっ、た、と。頷いてくれた。
 やった! まずは、第一段階クリアだ! あとは、えっと、そうだな。
 そのときになって、ドギマギして何もできないってなったら良くないから、先輩から、先に聞けることは聞いておこう!
「その。シルバー先輩、こないだ。僕に、滅茶苦茶にされたいし、したい、って、言ってました、よねっ」
「……あ、ああ」
 少し恥ずかしそうに、シルバー先輩は頷く。
「僕、その先輩の気持ちに、応えたいって思うんです! だから、どういう準備とか、覚悟をしといた方がいいのかってこと、あったら聞いておこうと思って!!」
 そうすると。シルバー先輩は、ええと、と言って、少しだけ、僕から目を逸らした。
 僕はシルバー先輩の手に、自分の手を重ね。じっと、先輩のことをまっすぐ見つめる。
「言って、ください。なんでも。僕に叶えられることなら、したいんです。先輩に、今まで貰ってきたものを、返したいから」
 だから、先輩が欲しいと思ってること、考えてること、知りたいです。そう、僕が言うと。
 先輩は、とても恥ずかしそうに、小さく口を開いた。
「お、前、に。抱かれた、あと。抱いて、みたい……」
「……へあっ!?」
 僕が赤くなっていると、シルバー先輩は、すまない、とまたそっぽを向いた。
「あっ、ち、違いますよ! びっくりしただけで……っ!! え、っと。いつも、僕が、その。挿れられる側、でしたけど。先輩も、挿れられて……、攻められてみたい、ってことで、いいんです、か?」
「……ああ……」
 先輩は、口元を手で隠して、とても恥ずかしそうだ。……そりゃそうだよな。抱いてほしい、なんて。僕だって、言おうと思ったら、すごく恥ずかしいし! 今まで抱く側だった先輩だったなら、なおさらのことだ。
 僕はそんなシルバー先輩に、ちゅ、とキスをして。そして。笑って言うんだ。
「……ちゃんと、予習してきます! 先輩のこと、気持ち良く出来るように!」
「……ああ」
 先輩は恥ずかしいのか、いつもより口数が少ないけど。でも、喜んでくれてるんだよな、きっと! と。
 僕はそう思い込んで、頑張って勉強することにしたのだった。
 それで、スマートフォンのシークレットタブで、こっそりえっちなサイトや、性の保健室みたいなのを検索しちゃったりなんかもして。
 それで、なんとか予備知識を得て、シルバー先輩がセッティングしてくれた当日。
 長くお世話になるからと、手土産を持ってディアソムニア寮へと向かう。談話室にいるドラコニア先輩やヴァンルージュ先輩たちに一礼で挨拶をして、セベクに手土産のケーキを渡して。
 シルバー先輩がセベクに「俺たちには茶と菓子は持ってこなくていい」と言って、それで、シルバー先輩の部屋へ。
 僕が部屋へ入るなり、シルバー先輩が鍵をかけて、その、ルームメイトには今日から明日にかけて席を外してもらっている、と言うものだから。あ、シルバー先輩、けっこうってか、かなり楽しみにしてくれたんだな今日を、って。僕も気合を入れ直すことになった。
「デュース? ……その、どうか、した、か?」
「いえ! 今日、頑張ろうって思って、気合入れ直してました!!」
「……そう、か」
 そうしてシルバー先輩は、伏し目がちになって、黙ってしまう。
 ……あ、もしかして、もう、始めていいのかな!? でも、僕どうやってそういう雰囲気に持ってったらいいのかとか、分かんないぞ! そういうとこは書いてなかった! Webサイトに!!
 と、思っていたら。シルバー先輩が、ベッドサイドに座って、僕を呼んだ。
「その。……早速で、すまない、のだが。もう、待てなく、て」
 お前も、こちらへ。と、シルバー先輩に呼ばれて。僕は、はい、と答えて。ベッド脇に座る、シルバー先輩の隣につく。
 とりあえず、最初はキスだよな、と思って。今日は僕からしなきゃいけないんだ、頑張るぞ、と心の中で気合を入れて。
「シルバー先輩……、こっち向いて、ください」
「……ん……」
 シルバー先輩に、僕の方を向いてもらって。ちゅ、とキスをした。
 ちゅ、ちゅ、と何回かキスを繰り返して。それで、こうやるんだったよな確か、と。
 なんかそういう動画を見て、エアで練習したべろちゅーを、シルバー先輩の口の中へと試してみる。
「ん、む……、」
「ん……っ」
 シルバー先輩の口から、気持ち良さそうな吐息が漏れる。僕は、それを聞いて。
 ……ちょっと、楽しいって気持ちになった。大好きな人が、僕のキスで気持ち良さそうにしてくれるの、すごく嬉しい。
 そっか。シルバー先輩、いつも、僕にキスしてるとき、こういう気持ちだったんだ。
 いつも、僕はされる側で。たくさんれろってされて、ぐちゅぐちゅってされて、それが嬉しくて、でも苦しくて、気持ち良くて。
 そんなんだったから。シルバー先輩に、同じ気持ちをあげようって。頑張って、先輩の口の中を、ぐちゅぐちゅって弄ってると。
「ふぅ、ん……っ、は……っ、」
「……」
 先輩の口から、漏れる吐息が、増えていって。可愛いな、って思って。
 僕は、先輩に、もっと触れたくなった。
「ん……!」
「……先輩。さわり、ます」
 先輩の身体に、そっと。僕が手を当て。服の上から、腹筋をゆるゆるとなぞっていると。
 シルバー先輩は、デュース、と言って。ぽんと頭を僕の肩に乗せ。僕の身体に、自分の身体を預けてきた。
「……その。後ろ、から。さわって、くれないか……」
「は、はい。分かり、ました」
 僕はシルバー先輩の後ろに回って、またお腹をさわさわとゆっくり撫でる。
 シルバー先輩は、服の上で動き回る、そんな僕の手を取って、直接触れてくれ、と服の裾へ僕の手を持っていく。
 僕はそのまま、連れられた先の肌をすりすりと撫ぜて。
「……っ、」
 気持ち良さそうに息が上がっていくシルバー先輩の吐息を、耳に聞いて。
「先輩……、気持ちいい、ですか?」
「っ、ああ……」
「良かった、です」
 ちゅ、と先輩の耳元にキスをして。それで、僕は少しずつ、手を上の方へと上げていく。
 こんな服の中に手を入れるの、していいのかなって思ったけど。止められないから、していいんだろう。
 それどころか、先輩は。
「……っ、デュー、ス。もっと、上……」
「え、ここより、上、って……」
 それは、もう。先輩の、立派な胸板が広がっている辺りで。その真ん中には、もちろん、先輩の……。
「わ、分かり、ました。……さわり、ます……っ」
 僕は、ごくり、と唾を呑み込んで。先輩のそれに、触れる。そうしたら。
「ふぁ……っ」
 小さく、ごく小さく、だけど。先輩が。喘ぎ声を、上げてくれて。
「先輩……、シルバー先輩。ここ、気持ちいい、んですか……?」
「……っ、ぁ、デュース……っ」
「もしかして、もっと、されたい……?」
 は、と熱くなっていく吐息を吐きながら、シルバー先輩の胸をくりくり、くにくにと弄っていると。
 シルバー先輩は、こくりと頷いた。
「……分か、り、ました……」
 そうして、僕はもう一方の手も、シルバー先輩の服の中に入れて。両方の手で、両方の乳首を、弄り始めた。
 そしたら。シルバー先輩は、僕の腕の中で、びくびくって、身体を震わせるようになって。
「ぁ、デュース……っ、……ん、ぁ……」
「先輩……、可愛い、もっと、声、聞きたい、です。シルバー、先輩……」
 ちゅ、ちゅと耳元にキスを繰り返しながら。シルバー先輩の乳首をずっといじっていたら。
 先輩が、時々、何か言いたげに、僕を振り返るのが分かった。
「ぁっ、デュース……っ、ん、……ふ、……っ」
「どうした、んですか、せんぱい。何か、してほしいこと、あるなら、言って、ください。……全部、します、から」
「……そ、の。耳、を……」
「耳? 耳、どうしたら、いいです、か? ふーって、息、すればいい、ですか? それとも、ぺろぺろって……?」
 僕が尋ねると、シルバー先輩は、じゅ、と音を立てるように、吸ってほしい、と言った。
 上手く出来るかな、と思いながら、僕が言われた通りに、かぷ、と耳たぶを食んで、じゅ、と吸い付くと。
「ふぁ……っ♡」
 シルバー先輩は、見るからにゾクゾクと、気持ち良さげに身体を震わせた。
「これ、好きなんですか、せんぱい……?」
 ぢゅ、ぢゅ、ぢゅう、と教えてもらったやり方を繰り返しながら、先輩の乳首をくりくりと捏ねていると。
「ん、ぅん……、」
 と、先輩は、真っ赤な顔で頷いた。……あ、やば、可愛い……。
 僕、受けの人の方ばっかやってたけど、攻めの人の方って、こんな、楽しいんだ……。
 好きな人の、可愛い姿、真っ赤になっていっぱいいっぱいの可愛い顔、たくさん見られて。
 そう思うと、僕はもっと、もっと。先輩を気持ち良くしてあげたくなって。自然、そこに手を伸ばしていた。
「先輩……、ここ、さわっていい、ですか?」
「ふぁ……っ♡ は、はや、く、デュース……っ♡」
 先輩のものを、布越しに撫でていると。先輩が、僕のシャツをぎゅっと掴みながら、身体をびくびく震わせた。
 中のもの辛いかもしれないから出してあげよう、と、ベルトを外し、パンツから中のものを取り出すと。
 もう、かなり大きくなったシルバー先輩のものが、ぶるんと震えて飛び出した。
「……おおきく、なってる。僕の、さわるので。気持ちく、なってくれてたんですか、せんぱい」
「……っ、」
 何も言わず、こく、と頷くシルバー先輩が、可愛くて。僕はその頭を撫でて。
 それで、先輩のものに触った。
「先輩……、可愛い、です。僕、いつも、触られる側、だったけど……」
「ぁっ、デュースっ、ぁ、ぅぁ、……っ♡」
「こんな風、に。先輩に、触るのも。いい、ものですね……っ」
「ぅ、ぅぁ……♡ ゃ、デュ、デュース……っ♡ ぁっ、そ、そこ……っ!」
「……先っちょ、くりくりって指で撫でられるの、気持ちいいですか? ふふ、僕もこれ、好き、なんです。……一緒、ですね……っ」
「ぁっ、うぁっ、ぁ……っ♡」
 そうやって、しばらくぐちゅぐちゅと、手でシルバー先輩を攻めて楽しんでいたら。
 シャツを控え目にくい、と引かれて。デュース、もう、でる、と言うものだから。
「っじゃあ、えっと、その。後ろ……、いじり、ます……っ」
「……ん……」
 とうとう、ベッドに先輩を押し倒して。邪魔なパンツとかズボン、ぜんぶ取り払って。
 白いシャツ1枚の刺激的な姿になったシルバー先輩の後ろに、たっぷり液つけて、指を挿れて(液はベッドサイドに置いてあったものを使った。……シルバー先輩、本当に準備してたんだな……)。
 ナカをいじっていくと。先輩は、僕の腕をぎゅっと手のひらで握りながら。何かに耐えるように目をぎゅっとつぶっていた。
「先輩、痛い、ですか?」
「……っ、」
 ふるふる、と先輩は首を振る。じゃあどうしたんだろう、と思っていると。先輩が、やめるな、と僕にお願いした。
「やめ、ないで、くれ、ゆび、もっと……っ♡ こん、なの、はじめて、で、きもち、よくて……っ、でも、なのに、お前、の、ゆび、だと思うと、……嬉し、くて……っ」
 そう告げるシルバー先輩に、僕は。
「はは……、アンタ、僕のこと好きすぎだろ……っ」
「ぁ……っ♡ ぁ、デュース、そこは……っ♡」
「……好き、ですか? ほら、もっと……どう、されたい? ぐちゃぐちゃがいい、かき回されたい……っ? 教えて、ください、僕に、アンタの攻め方……っ!」
「ぁ……っ、でゅ、デュース、もっと、おく、ぐりぐり、して、ほしい……っ♡」
「お、奥、ですかっ。わかり、ました……っ!」
 そうして、リクエスト通り奥の奥をぐりぐりと押せるように、指を挿れてみるが。
「ぁっ、もっと、もっと、おく、デュース……っ♡」
「これ以上、は……っ、ゆび、じゃ、むり、だな……っ」
 代わりに、少し広げます、と言って。僕は先輩のものを手でいじりながら。後ろを広げた。
「ぁっ、ひろげ……っ♡」
「奥、指じゃ行けないんで……っ、僕の、挿れます、から。ちょっとだけ、我慢して、ください……っ」
「んっ、んぅ、ぅう~~……っ♡」
 シルバー先輩は嬉しそうに、いやいやと首を振る。痛いわけじゃなさそうだと僕はほっとしながら、ナカを広げていって。
 それで、僕のがなんとか入りそうかな、ってくらいに広げ終わった頃。先輩に、声をかけた。
「せん、ぱい? 大丈夫、ですか……?」
「は……♡ はぁ……っ、だいじょう、ぶ、だ……っ♡」
「……なら、挿れ、ますね……」
 いつも先輩がしてくれるみたいに、僕は、先輩の、汗で張り付いた前髪を、さらりと撫でて。
 それで、僕のものを、先輩の入り口へとあてがった。……い、行くぞ。
「行き、ます」
 そうして。ずぷ、と僕のものを、ゆっくりと先輩のナカに挿れてしまって。
「ぁ……っ♡ ぁ、ぁ、ぁ、デュース……っ♡」
 嬉しそうな先輩に、僕は手を絡める。
「せん、ぱい。全部、入りましたよ……、僕の、ぜんぶ……」
「ぁ、ぜん、ぶ……♡」
 それで、僕が少し慣らさなきゃいけないんだよな、とじっとしようとすると。先輩が、腰を揺らす。
「せ、先輩。少し、ナカの形、慣らした方が……」
「……待て、ない。デュース、も、はやく……、攻めて、くれ、俺を……っ♡」
 そんな先輩の懇願に、僕も、男なわけで。……さすがに、恋人のえっちなお願いを、こんな局面で、断れるワケは、ないワケで。
「先輩……っ、どうなっても、知りません、からね……っ!!」
「ぁっ、ぁあっ、ぁ……っ♡ デュース、デュース……っ♡」
 最初は衝動に任せて、何度も、何度も。ぐちゅ、ぐちゅ、ばちゅん、と。先輩のナカを突いていたけれど。
 そういえば、さっき。ぐりぐりして欲しいって言ってたな、と思い出して。
「は……、こう、か……?」
 言われた通りに、ナカ、奥をぐりぐりと、壁を押しながらかき回すように、やってみたら。
「ふぁあ……っ♡ ぁ、だ、だめだ、デュース、それっ……、ぁ、ぁぁああ、だ、だめだ、も、もっと、そのまま、ぐりぐり、して、くれ……っ♡」
「こ、こう、ですか……っ、ぁ、せんぱ、そんなっ、キツく締め、ないで……っ!!」
「ふ、ぁ、は、ん、ぐ、ぅう……~~~~~………っ♡」
 先輩のナカが、きゅっとキツく締まって。僕の身体を、ぎゅっと、キツく強く、抱きしめてきて。
「……? ……?? ……???」
 先輩も、ワケが分からないって顔で、何度も、デュース、デュース、ってぐずりながら僕の名前を呼ぶものだから。
 ああ、先輩イッちゃったんだな、って思って。……僕も始めてナカでイッたとき、怖いくらい気持ち良くて、ワケわかんなくて、パニクったな、って。大丈夫ですよ、イッただけですよ、と頭を撫でた。
「ぁ……、そ、う、なの、か、これ、が……っ、んん……っ」
「あ、すいません、僕、イッたのに挿れっぱなしでしたね……っ」
 今抜きます、と。先輩のナカから僕のを抜こうとすると。先輩の足に、がっちりホールドされた。
 え、こ、これって。いわゆる、その……っ!!
「ぃ、ぃや、だ。まだ、いてくれ、ナカ、に……っ」
「せ、先輩、2回戦あるの、分かってます……っ!?」
「わか、ってる、だが……っ」
 まだ、奥が切なくて、とねだる先輩に。僕はとうとう、理性を飛ばして。
「~~……ああもう……っ、じゃあ、僕がイくまで、ですからね……っ!!」
「ん……っ、ぁ、デュース……っ♡」
 そうして。僕が、先輩のナカでイってしまうまで、僕は何度も、先輩の奥をぐりぐりと攻め、腰を掴み、身体を揺さぶった。
 ……で。
「は、はーっ……♡ はー……♡」
「ふぁ、は……♡」
 僕が、ようやく先輩のナカから抜くことにお許しをもらって、先輩の上に倒れ込むと。
 先輩は、僕を見つめて、言った。
「あり、がとう。デュース……、こんな、かた、くて。抱いても楽しい身体、ではなかった、ろうに。……最後まで、抱いて、くれて」
 嬉しかった、と言うシルバー先輩に。
 何言ってるんですか、まだまだこれからですよ、と僕は言う。
「……抱かれたいし、抱きたい。滅茶苦茶にされたいし、滅茶苦茶にしたい、んでしょ?」
 次は先輩が僕のことめちゃくちゃにしてくださいよ、と。僕は言って。息切れする身体に鞭を打って、先輩の上に、跨った。
「先輩、今、たくさんイッたばっかで、身体起こすの、大変、ですよね。僕……、自分で、挿れ、ますから」
 先輩は下から、たくさん突いてください、と言うと。先輩は、分かった、と頷いて。そして、僕の腰に手を添えた。
 それで。僕が先輩のものをナカに挿れると。先輩は、ゆるゆると、僕の腰を動かしてきて。
「んっ、ぁ……っ、せんぱ……っ♡」
「……デュース……っ、」
 キスしたい、と言う先輩に、僕は、身体を倒して、何度かキスをして。
 それで、さっきまでの攻め気が僕の中にもまだ残ってるみたいで。先輩のものを挟むようにしながら、自分から腰を動かしてたら。
「ぁ、きもち、いい、デュース。さっき、まで、後ろ、お前で、満たされてた、のに、今度は、前……っ♡」
「ふはっ、先輩……っ、気持ちいい、ですか……っ? こんな、されたかった、んですね……っ」
「ん、ぅ、ぁ、ぁあ……♡」
「……へへ。ここも、触ってあげましょう、か? ちょっと、そんな顔、してる、し……っ、んっ……♡」
 先輩にナカを突かれながらも、僕は、先輩の身体に手を伸ばして。乳首を、くりくりと弄る。すると、先輩は良さそうにして。
「ぁっ♡ ぁ、デュース、それ……っ、ぁ、それ、もっと……っ♡」
「はは……っ、『もっと』、と来たか。やっぱり、さわってほしかったん、だな……っ」
 せんぱい、もっと、してほしいこと、ぜんぶ言って。今夜は僕と、どこまでもふたりで、ぐしゃぐしゃになりましょう、と。
 そう言って、僕が、シルバー先輩の手を、ぎゅっと握ると。シルバー先輩は、目に涙をいっぱいに溜めながら。その手に、すり寄った。

 

 ――それで。事が、終わった後。僕は、ヤバイくらい満足感と全部満たして出しきったようなスッキリ感で、ぽーっとしていた、んだけど。どうにもシルバー先輩は、そうじゃなかったみたいで。
「シルバー先輩? どう、しました……?」
 僕の方を向いてくれないシルバー先輩の背中から、そっと抱きしめて、そう問いかけると。
 シルバー先輩は、背中を向けたまま、言った。
「……お前、は。受け入れてくれると言って、それで、最後まで、こなして、くれたが。やはり、こんな……煩悩にまみれた、俺の、欲望、など、気色が悪かったのではないだろうか、と、思って、」
 僕は、シルバー先輩の腕をぐい、と引いて。顔を隠せないようにして、僕の下へと押し倒した。
「先輩。引いてないです、僕。むしろ……、」
 シルバー先輩の、知らない顔とか。してほしいこと、教えてもらって。先輩のこと、たくさん気持ち良くできて、嬉しかったし、楽しかった。
 僕がそう言うと、シルバー先輩は、本当に、と泣きそうな顔になるものだから。
 僕は、本当ですよ、と。先輩の身体をあやすように、背中を撫で下ろした。
 ……先輩、忘れちゃったのかな。僕が初めて、先輩としたときも。同じように、不安になって。情緒不安定になって。
 先輩に、ぎゅって抱きしめてもらって、背中を撫でてもらったんだよ。僕が、今アンタにしてるのと、同じように。
「初めて挿れたあとって、たくさん気持ちが揺れるから、不安になりますよね。でも、大丈夫です。……好きですよ、先輩」
 シルバー先輩が、大好きです。と。自分でも甘く蕩けるような声が出たな、と思うような声でささやいて。
 それで、先輩の頬をずっと優しく撫でていると。ようやく先輩は、安心したような顔で。僕の腕の中、眠りについてくれた。
 僕は、その寝顔を見て、溜め息を吐く。……寝ているとこんなに綺麗な人なのに、な。あんな、淫らで可愛い姿見せてくれるんだ、僕には。それが嬉しくて、シルバー先輩の頬をつつく。先輩が、時々僕にそうしていた気持ちが、今ではよく分かった。
 可愛くて仕方ないんだ。愛おしくて、仕方ないんだ。目の前の人が、自分のものになっちまった、って感じが堪らなくて。
「今日の先輩は、甘えたでしたね。……また、同じようにしましょう。先輩が、たくさん気持ちいいように。でも、たまには僕の我侭もまた、聞いてくださいね」
 そうして、シルバー先輩をぎゅっと抱きしめ、僕は眠る。今日の僕は、先輩にとってすごくいい彼氏だったんじゃないのかなあって、そんなことを、ちょっとだけ自惚れてしまいながら。

*おしまい

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